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「彼があまりにもだらしなくて、私って、いつの間にかお母さんみたいになっている」とぼやいている女性をよく見かける。あなたは、かつては彼の恋人だったはずなのに、いつの間にか彼の母親になってしまったのかもしれない。 でもよく考えて欲しい。 彼はあなたに母親になってくれなどと頼んでいないはずだ。 つまり、あなたが一方的に母親役を買って出ただけなのだ。 あなたは彼を立派な男にしようとしたのかもしれない。 彼があまりにだらしないので、仕方なく彼に注意して、ふつうになってほしかっただけかもしれない。 しかしその行為は、彼を自分の思い通りにしようというエゴでしかない。彼にしてみれば迷惑だし、よけいなお世話だ。あなたが親にさんざん小言を言われても、ただ、うっとうしさを感じるだけだろう。それと同じことなのだ。 彼はいま、あなたを思い出すたびに、いやな感覚に襲われる。男性は自分を無能扱いされるのが一番辛いといってよいのに、結果的にあなたは彼を無能扱いし続けてしまった。 これが理由で別れてしまった場合、では、どうするか。 あなたは二週間程度の沈黙の後、1通の手紙を出す。 そこで彼がいかに素晴らしかったか、自分がいかに間違っていたかを謝罪する。 このとき、謝罪するだけで復縁を求めてはいけない。復縁を匂わすニュアンスすら出してはいけない。 また、自分を正当化する内容は一切盛り込んではいけない。園手紙に対する返事は来ないかもしれないが、決して返事を求めてはいけない。もし、すぐに優しい返事が来た場合には、「ありがとう、嬉しいです」とだけ書いて、すぐに沈黙期間に入る。 その時点から相手からの連絡がくるまで、少なくとも半年は何の連絡もとらないこと。彼にできるだけ自由を味わわせてあげるのだ。こうして、不愉快な想い出が風化して、彼が自然にあなたを思い出すのを待つのである。 数ヶ月後ないし半年後、彼からのメールが来たら、その数日後にふたりの共通の想い出をまじえたメールを書く。内容は別れてから二週間後に書いたような優しい雰囲気の文面にする。さらには彼が思わず微笑むようなふたりだけのエピソードも書く。長いメールではいけない。重くない、さわやかなものである必要がある。 彼から返事がこなければ、さらに半年間、沈黙する。 また、彼から連絡が恒常的に来るようになっても、彼が自分から会おうというまで、あなたから会おうといってはいけない。彼が何か嬉しいことを言ってくれたら、心から感謝するメールを書く。彼から長いメールや電話が着始めたら、それに応じて自分のテンションを上げてよい。 |
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