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恋愛に限らず、この世で不幸になる人は、己の技量や才覚を知らずに、過大な夢を追いかけて失敗しているのです。 まずは、自分のことをしっかり知ることです。 あなたの周囲にも空気の読めない人はいませんか。 どんな職場にもいるもので、理屈をこねるのが好きな人は、何か話題が出ると、いちいち物知り顔で講釈しないと気がすまず、夢中になってしゃべり出しますが、周りで聞いている人は、「また、始まったか、いい加減にしてくれよ」と心の中で叫んでいるのです。 でも、その人は、みんなが熱心に自分の説明を聞いてくれているものと思い、何度もエンドレステープみたいに、話してくれるのです。周囲の空気が読めない人は、本人が気づいていないだけに、本当に憐れというか、気の毒です。 周囲の人は、みな同じにように「もうやめてくれよ」と思っているのに。 こういうように、お互いのやり取りの中で、相手の心が読めない人、つまり相手が「あなたに何を求めているのか?」、あるいは「あなたにどうしてほしいのか?」ということを察知できない人は、人から距離をおかれて敬遠されるのです。 ですから、空気の読めない人は、人と深い関係を持つことができなくなります。 空気の読めない人は、ある意味では単純に人間であり、人の言動を表面的なところしか理解しないため、煽てにも乗りやすいし、他人に騙されやすいのです。 もうひとつは、自分と他人とを客観視することができない人です。 たとえば、自分の意見は正しいのだから、他人も当然同じ意見や考え方を持っていると思い込み、他人の人格や考え方を理解できず、また自分と異なる考えや価値観があることも理解できないような人です。 こういう人は、心の中にいつも不満や怒りや失望が満ちています。 このような人は、周りの人を不幸にし、自分も不幸にするのです。 恋愛関係なら、なおさら彼の心を読めないと、長続きはしないでしょう。 もしあなたが、彼の言動をいつも不満に思っているとか、彼がいつも自分に対して理不尽なことをすると思っているなら、ひょっとしたら、あなた自身に問題があるということを理解することも大切です。 |
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