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「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」という言葉を御存知だろうか。 これは、交渉や依頼の場面で、本命の要求を通すために、まず簡単な要求からスタートし、段階的に要求レベルを上げる方法だそうで、人間心理を利用した交渉テクニックのひとつになっています。 ★ですから、好きな女性を口説いて落とすには、ちっちゃなお願いからレベルを上げていくのもテクニックの一つです。 一般に人間は、いったんある立場をとりますと、一貫してその立場をとっているほうが居心地がよく、また、他人から一貫性のある人間と見られていたい(ころころ意見が変わる人間とは見られたくない)という心理があります。 フット・イン・ザ・ドア・テクニックは、この心理を交渉に利用したものであり、とくに男が女を口説くときにもじゅうぶん応用できますよ。 ガードの高い女性をモノにしようと思って、ケータイのメール番号を聞き出そうとしたら、「じゃ、今度教えてあげる」などと言って、うまくかわされたり、やんわり断られたりしませんか。 ここは、まずちっちゃなお願いから始め、それを受け入れてくれたら、だんだんとお願いのハードルを上げていって、最後に大願成就にもっていくことです。 たとえば、時間が空いて映画を見に行きたいと思ったとき、「いま、面白い映画って何?」と当たり障りのない話を持ちかけてみて、ジョニー・デップの共演している「パイレーツ・オブ・カリビアンをやってるよ」と返事をもらったら、早速、観にいってみよう。 これで第一段階は終わり、次は、映画を観て何日か経ったころ、「この間、紹介してくれた映画面白かったよ、次の予告編で○○をやっていたけど、これも面白そうなので、次はよかったらいっしょに観にいかない?」と、さりげなく誘ってみよう。 一度お願いごとに応じているだけに、断る理由も特段ないため、あっさりОKサインをもらえるかもしれませんよ。 ★なお、ここで注意が必要なのは、メールで返事は求めないこと、お願いごとは、直接面と向かって言うのがよいのです。メールでは考える時間を与えてしまうから、いろいろと雑念が脳裏によぎってしまい、あとあとのことまで考え込んでしまうからです。 |
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