|
あなたが社内の女性A子と浮気していて、さらにその彼女が知っている後輩の女性B子とも関係を持ってしまい、それをA子に知られてしまったとしよう。 最初は、A子はあなたを責めるでしょうが、あなたへの怒りが収まると、今度はあなたとは比較にならないほどの強い怒りがB子に対して襲ってきます。 一方、男は、すでに肉体関係ができている彼女に、浮気相手が出現したような場合、その怒りは同性の男に対してではなく、裏切った彼女に矛先が向かって、怒りの気持ちをぶつけてしまうものです。 このように、色恋沙汰に対して、女の怒りは、理由はどうあれ「悪いのはあの女」ということになり、男の怒りは「あいつはオレを裏切った」と自分の彼女に向けられますが、この違いを陰陽論から探ってみることとしましょう。 よく男と女は花と蝶でたとえられるように、男は蝶であり、女は花なのです。 「陽」である「蝶」は、空気みたいな存在で、常に夢を見ては飛び回っている極楽トンボでありますが、「陰」である花は、じっと大地に腰を据えて、蝶(陽)が来てくれるのをずっと待つしか方法がありません。 この本質の違いから、花としては、蝶が飛んできて蜜を吸ってくれることを焦い願って咲き乱れ、そして蝶が蜜を吸ってくれたら、今度はその蝶をいつまでも自分の周りにおいて置きたいと執着してしまうのです。なぜなら、自分から蝶のほうへ出向くことができないからです。こういうときに、その蝶が隣の花へ行ってしまったらどうでしょう。 花は、隣の花が自分の蝶を誘惑したとしか思えなくなるのです。 ですから、女性としては、意中の彼が他の異性と浮気をしたら、どちらが誘惑したかどうかの是非など関係なく、相手の女性に怒りの矢が向かってしまうのです。 一方、男のほうは蝶ですから、もともと同性の蝶もあっちへ行きこっちへ来ては、花を求めるのが習性ですから、自分の彼女が他の男性に寝取られても、同性の男には向かわず、自分の彼女に刃が向かうのです。 これらの本性は、昔から「浮気は男の甲斐性」「据え膳食わぬは男の恥」「女は芸の肥やし」などという言葉で表現されているのです。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 男の恋愛心理を理解して好意を抱かせる恋愛指南 All rights reserved. |